研修旅行 (2017) 富山 森記念 秋水美術館 (空前絶後の名刀展)

秋水美術館内での集合写真

 当支部恒例の刀剣研修旅行で、今年は8月27日に富山市の森記念秋水美術館を訪問させて頂きました。 今回の研修は同美術館で行なわれている開館一周年記念特別展の「日本刀物語特別展」を鑑賞することでした。 この特別展は、「重要美術品」に認定されている日本刀のみ約六十振りを一堂に会しているという「空前絶後の名刀展」(HPより)と言うこともあり、会員一同期待に胸はずませて、富山への旅立ちとなりました。

 大型観光バスの車中二十四名の会員を乗せたバスは、例年の「雨に降られない」ジンクスどおり良い天気の中、名古屋駅前を出発しました。車内では美味しいお弁当を食べながら富山に向かい、三時間半程で美術館に到着しました。

大型観光バスの車中

 森記念秋水美術館は昨年開館した美術館で、特に日本刀コレクションは全国でも有数の作品を蔵している(HPより)とのことで、昨年の開館当時も名古屋支部として訪問させて頂きました。 因みに「秋水」とは、曇りのない研ぎ澄まされた日本刀を意味することだそうです。

 さて展示会ですが、美術館に着くなり、遠足で動物園に行った小学生の如く目を輝かせて展示刀に見入っているご仁や、「お静かに」の注意もよそに、喧々諤々と刀剣談義に花を咲かせるご仁もいました。 さすが「空前絶後の名刀展」(HPより)と言うこともあり、展示品はどれもこれも名刀ばかりで、とても見ごたえのある展示会でした。中でも郷義弘や則重、宇多などなかなか見る機会の少ないご当地の名刀を見ることができ、とても感動しました。 その他にも数々の名刀揃いでとても見ごたえのある展示会でした。 観賞することが名刀との真剣勝負のようで、観賞後は久しぶりに心地の良い疲労感がありました。 帰りの時間の都合で二時間ほど鑑賞させて頂きましたが、あっという間に時間が経ってしまいました。

 このような素晴らしい展示会がまたどこかで行われたら、会員一同また研修旅行で是非訪問させて頂きたいと思います。

名古屋支部 野村 泰久