研修旅行 (2009-2) 特別展 大名家秘蔵の名刀

 本年六月に福井県小浜市で行われた「第三十五回北陸地区大会」に名古屋支部で参加の際、富山県支部の島田理事からお誘いをいただいた名刀展、拝見の為、八月二十三日(日)にマイクロバスで日帰り研修旅行を実施しました。 参加者は現地集合一名を加え総勢二十二人、八時三十分名古屋駅を出発、名古屋高速、名神高速、東海北陸道を経由し一路「富山県水墨美術館」を目指しました。

 今回も名古屋支部の旅行は雨が降らないジンクスどおり晴天に恵まれましたが、ただ高速道路千円化の影響か東海北陸道の「ひるがの高原サービスエリア」周辺で渋滞に巻き込まれ、予定の昼食時間に一時間程遅れてしまいました。 予約した富山大学近くの「穂の実」さんにはご迷惑をおかけしました。 昼食もそこそこに、一時半頃「富山県水墨美術館」に到着、島田理事にお迎えいただき館内にご案内いただきました。 また、お土産に富山県支 部の会誌「秋水」を全員にいただきました。

 さて、「富山県水墨美術館」は敷地が広く、お庭もきれいで美術館は広大な平屋建となっており、今回はその中央部の二間で刀剣展示されていました。 照明も一本一本丁寧に調整してあり、映りが手にとるように良く見え、展示された方々の気配りとご苦労がうかがえ一同感服した次第でした。

 出品された大名家秘蔵の名刀の数々はそれは見事なもので、近年これほどの名刀が一同に会するのは珍しい事だと思います。 私見ですが小笠原家伝来の太刀「正恒」は映りもよく見え本当に見事でした。 鑑賞は余裕を持って二時間の予定でしたが、さらに三十分延長して皆さん心行くまで鑑賞して頂きました。

 渋滞の遅延と鑑賞時間延長で、富山観光も出来ず帰途につきました。 しかし途中、東海北陸自動車道、名神高速道路が大渋滞で名古屋駅到着が大幅に遅れ二十時になりましたが全員無事に名古屋に帰着しました。 皆様お疲れ様でした。

名古屋支部 永田龍三郎