第13回東海四県地方大会 開催報告(2022)

去る10月23日(日)名古屋市の熱田神宮、宝物館講堂に於いて第13回東海四県地方大会を名古屋支部主催で開催いたしました。

当日は晴天に恵まれ、早朝より各地から多数の方々にお集まりいただき開催致しました。 受付直後から多数の方々がお集りいただけ、宝物館ホールが密になったことから予定を15分繰り上げ、午前9時45分に開場いたしました。

参加者の方々には混雑を避けていただくため、大会参加者の皆様には熱田神宮様のご厚意で無償入場できる、宝物館と刀剣展示場の草薙館に分散して頂くなど、 ご協力いただき予定の刀剣鑑賞と、一本入札鑑定を無事に開始する事ができました。紙面をお借りして御礼申し上げます。

大会はご来賓の方々と東海四県の静岡県東部支部、静岡県支部、岐阜県支部、三重県支部、三河支部、名古屋支部、 地域以外からは富山県支部、兵庫県支部、岡山県支部、長野東信支部、湘南支部から総勢165名の方々にご参加いただき、盛大に開催する事ができました。

名古屋支部では平成4年9月27日に第1回東海四県ブロック大会を発起支部として開催し、 平成19年10月7日(日)に第9回東海四県ブロック大会、平成29年10月29日(日)、第12回東海四県ブロック大会を開催しました。 今回の大会は通算4回目、コロナ禍もあり5年振りの連続開催となり不安も有りましたが、支部では全員一丸となって準備いたしました。

本大会の出品刀は「熱田神宮御宝刀」重文5口、太刀 國友(粟田口)、短刀 長谷部國信 藤原友吉、太刀 宗吉作(古一文字)、 太刀 備州長船重光、太刀 無名 伝長船真長、「協会本部」重美2口、特重1口、重刀2口「静岡県東部支部」特保2口、 「静岡県支部」重刀2口、「岐阜県支部」特重1口、重刀1口、「三重県支部」重刀2口、「三河支部」重刀2口、 「名古屋支部」重美3口、特重18口、重刀12口、合計53口(内、重文5口、重美5口、特重20口、重刀21、特保2口)が出品されました。

他に、熱田神宮 宝物館で国宝 来國俊(特別展示)、重文 太刀 粟田口則国、太刀 了戒、脇差 長谷部國信、脇差 初代 康継、等と 刀剣常設展示の草薙館をご覧いただきました。

大会の一本入札は午後1時締め切り、鑑賞会は午後2時に終了し、 午後2時20分からは恒例の大会参加者全員による、熱田神宮拝殿で正式(垣内)参拝していただきました。 午後3時からの式典はご来賓の熱田神宮 芹田 治 文化部長、協会本部の福本富雄 常務理事、日野原 大 学芸部長、 各支部代表者の方々にご列席いただき、名古屋支部、加藤敏夫副支部長の司会で式典を開始しました。

はじめに、名古屋支部顧問 西川ひさし自民党名古屋市議団幹事長より開会の辞を述べ、続いて名古屋支部 加藤博司 支部長より歓迎とお礼のご挨拶をさせて頂きました。 続いてご来賓の方々から祝辞を賜った後、改めて来賓の方々と富山県支部、岡山県支部、静岡県東部支部、静岡県支部、岐阜県支部、 三重県支部、三河支部の代表者様をご紹介させて頂きました。

一本入札鑑定刀の解説は日野原 大 先生から 1号刀 長船長光、2号刀 宇多國次、3号刀 肥前初代忠吉、4号刀 出羽大掾國路、5号刀 法城寺正弘の紹介をしていただき、 表彰は名古屋支部西川顧問より天位、地位、人位の方々に賞品が授与されました。 最後に加藤敏夫副支部長より閉会の挨拶を申し上げ、本大会はつつがなく閉幕しました。

今回の第13回東海四県地方大会にご参加、ご協力いただきました関係各位の皆様方に、この紙面をお借りし深く感謝と御礼を申し上げます。

名古屋支部 永田龍三郎

熱田神宮宝物館講堂 大会一本入札会場 大会式典
熱田神宮宝物間講堂 / 大会一本入札会場 / 大会式典